中の下アイアンマンの作り方

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初ロング!『2022佐渡国際トライアスロン A』<バイク編>

憧れのIRONMAN Cairns出場前にうっかり選考通過で出場となったロング・ディスタンス、『2022佐渡国トライアスロン

今までのショートやミドルとは別物なのを準備の段階から肌で感じつつも、冷静にうまく4Kmのスイムパートをクリア!そして、文字通り佐渡島を一周する190Kmのバイクの旅が始まります!!

 

佐渡オリジナルの、交通標識っぽいサインの一つ

中の下的バイクパートの目標は…

一般的に、バイクパートの目標設定ってタイムや平均速度、あるいはワット数(W)とかですが、初ロングのバイクパートで中の下が目標にしていたのは、

「ランをフレッシュスタートする」でした。

 

まるでそれまで全く脚を使っていなかったみたいにフレッシュな状態でフルマラソンにのぞむという意味ですが、…まあ、無理です。

 

でも、たとえその日フルマラソンしかやらなくても最短4時間半かかるのが中の下ですので、バイクはどんなに遅くてもできるだけフレッシュな脚でランに繋ぐのが正攻法、それで制限時間に間に合わないならばそもそも実力不足だったというだけの話…と、そう考えました。

佐渡一周190Kmの旅の始まり

佐渡島一周のコースの特徴

赤線がA。佐渡島一周の旅。名物はZ坂と小木坂

Z坂で脚を削られ、必死に残した脚が最後の小木坂でお星様になる

簡単に言ってしまうと、

島の美しい自然の中、地元の温かい声援に背中を押されながら(Z坂と小木坂が無ければ)終始超気持ち良く190Kmを駆け抜けるコースです。

 

レース前日午後の佐渡入りで、レース翌日のお昼過ぎには帰りのフェリーという強行軍。佐渡2泊の間、このバイクパートだけが佐渡島の自然や文化をしっかりと感じられる時間でした。いや〜、本当に美しいのです、自然が。そして、昔の船大工が建てたであろう佐渡島特有の建物や、沿道で和太鼓をたたきながら本当に元気に応援してくださる地元の皆さんの温かいこと…。心から感動しました!

 

中の下的、佐渡のバイク攻略(対策)

さて…、Suwako8Peaksでは熱中症でえらい目にあったので今回はエイド毎にたっぷり水をかけてもらい、かけ水用ボトルも活用しました。長丁場ですし、後半に入る頃には気温も上がってヤバい感じでしたが、おかげで最後まで暑さでタレることはなかったです。

 

補給食は、後半エイドには何も残っていないと予想して全て自給です(遅い選手の嗜みでゴザる)。ジェル6本とミネラルを溶かしたドリンクボトル(750 x 2)を前・後半に分けて、不足分のジェルやバウムクーヘントップチューブに固定&ポケットです。実際、後半エイドの固形物は売り切れでしたがコーラが最後まであったのでカロリー面では余裕がありました。ただ、コーラのカロリー摂取はお腹がタポつく事があります。今度は”ドリンクを飲まなくても少量でカロリーやミネラルが摂れる”様に、一部のジェルはドリンクに混ぜないでおくことも考えたいです。

 

それから、Suwakoで試したリアのカセット交換に加えて、フロントのチェーンリング(インナー)の小径化も導入しました。組合せはR:11-30とF:34T。もとはR:11-28とF:36Tなので、中の下の貧脚でも登りで随分と軽く回せるヒルクライムよりの設定です。上りで回せないと速度は犠牲になりますが、踏みすぎで脚を削りすぎない作戦です。こちらも大正解。タイムはともかく楽に脚を残せました。

 

で、みんな「Z坂が…!」ってよく言いますけど、中の下はどちらかと言うと後半の小木坂だったかな…。Z坂はまだ前半ですし、美しい海岸線の景色が感動的でした。小木坂は海岸線から内陸に向かった山道です。長く続く急登は修行の様な坂でした。

 

結果、平均速度は23.9Km/h、NPは120W、平均ケイデンス80…ちょっと抑え過ぎたかな?

相変わらずの意気地無しっぷり…も、脚を残す目標は達成

予想タイム7時間30分を上回る約8時間のバイクパートとなりましたが、足攣りはおろか疲労感さえ軽微、脚はSuwakoの10倍は残っています!!

 

この時で残り時間5時間40分くらい。

これは初ロング完走、

ぎりイケるんじゃねぇか?!

 

<ラン編に続く>

chunoge.hatenablog.com