中の下アイアンマンの作り方

IRONMANがみんな凄いわけじゃ無い!中の下トライリーマンがちゃっかりIRONMANを目指すブログ

MENU

【シューズの選び方】 ”中の下”の場合…

新しいシューズを買おう!


お気に入りのシューズの中に使い込んでフィット感が高いのが
何足があるんですが、新品の性能はもはや期待できません…。


でも、買い替えとなると、自身のレベルや要件が変わっていたり、
お気に入りがカタログ落ちしていたり…。


とりあえず品揃えの豊富な店に行って気になるシューズを
ランダムに試し履きするのですが、なかなか自分にぴったりの
シューズってないですよね。


どこかしら妥協がある…といいましょうか…。


ですので、中の下的シューズ選びは「パーフェクト」を
目指すのではなく、メーカー・モデルに拘らず
「その時のベストフィット」を選んでいます。


今回は中の下が”トラの穴”に入って以降のシューズ遍歴と、
新しいシューズの選び方のお話を当時のレベルや
対象レースの情報も合わせてまとめました。

値段と見た目と、かかとのクッションだけで選択

●初代(2016年頃):Asics GT-1000系(詳細確認とれず)

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225114523j:plain:w400:left







走力:
まだ自身のペースさえ不明…。
日頃のジョギングはMaxが5Km。リレーマラソン
8Km走った時は両足が攣り吐きそうになった。


選択理由:
”フィット感”と”色の好み”。


インプレ:
メーカー推奨レベルは、フルマラソン目標5時間前後。
当時としてはそこそこクッションもあって、
違和感なく使用できていたモデル。


「上級ランナー向け」が輝いて見えた、あの頃…

●二代目(2017年): Adidas Adizero系

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225112740j:plain:w300:left










走力:
月の走行距離は20〜25Km
体重が重く、減量目的の5Kmのジョグは1Kmを6分台後半。
ショートのトライは経験済みで、
初フルマラソン出場に向けてLSDレーニングを学んだ頃。


選択理由:
本気ランナーは薄底・軽量シューズ…という知識を得た頃、
初フルを前に、Adidasのアウトレット店でレースっぽい
イエローの上級者モデルが輝いて見えてしまった…。


インプレ:
写真は、この年に初フルマラソン完走直後。(汚れていてゴメン…)
結果はサブ5(4:41)。結論としては、無茶な選択!ソールが薄く
当時の走力や体重では足首へのダメージが大きかった。



店員の「トライ用モデルです…」に胸ぐら掴まれた…

●三代目〜四代目(2017〜2018): Asics Noosa FF

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225115509j:plain:w300:left





走力:
月間走行距離35〜60Km。ジョグペース=6'30〜6'45(?)
フルは相変わらずサブ5。ショートトライならランは5'55ペース。
この頃にはフルマラソンやミドルのトライにも出場。
スピードよりも、距離を走る事への慣れが出てきた頃。


選択理由:
トライアスロン 用」という言葉に胸ぐらを掴まれた。
IM 70.3出場を機に、フィット感の他に”派手さ”の重要性にに目覚めた。


インプレ:
「カッコいいシューズですね!」と言われて、
トライアスロン 用なんです!」と返すのが嬉しかったあの頃w
Wideソールに足がしっかりと載る感じで違和感が少ない。
二代目Adizeroに比べると相当ソフトな設定で気にならなかったが、
今時のモデルの中ではやや硬めのクッションだと思う。

この次も同じモデルの色違いを選択。


 

トライのレースでみんなが履いているのを見て…

●五代目〜六代目(2018〜2019): HOKA ONEONE Clifton5 & 6(Wide)

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225121513j:plain:w300:left






走力:
フルのタイムを上げるより、IMのロングに備えるために
ウルトラマラソンにも挑戦していた頃。
71.2Km =10時間30分くらい


選択理由:
流行りの”厚底”と”フォアフット向け”を試したかった。
各メーカーで厚底が出て、みんなが他力本願で
「楽に速く走る」事をおぼえた頃に、流行に乗る意味もかねて…w。


インプレ:
安心感の高い、でも決してフワフワ過ぎないクッションと、
国内メーカーには無いかっこいいデザインが◎。
5は標準幅でしたが、AKの足には狭めだったので
6はWideを選びました。それでもやっぱりなんとなく
幅に違和感があるのが外国メーカー品らしいところ…。
全体的にしっかりしたボディーで足のホールド感も◎です。



箱根がNIKEだらけになった頃…

実は、5と6 Wideの間にもう一足買っています…

Nike Zoom Fly 3 (2019)

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225123412j:plain:w300:left








選択理由:
箱根やフルマラソンNIKEの厚底勢が上位を
独占しているのを観て、興味本意で購入。


インプレ:
(もちろん、Carbon Fly とZoom Flyのグレード差はありつつ、)
中の下の場合、NIKE特有の”幅で合わせるサイズ選び”のせいで
ソールが長め&足首の周りが大きめのサイズ選択をしがちです。
また、素材の伸縮性が高いので、タイトなコーナーではかかとの
ズレが出やすいです。この傾向は、大きめサイズな程、また
フォアフット走法が出来ていない程顕著に出るはずです。
個人的にはフィット感に不満もあり、使用を中止しました。
ただ、軽量でクッションもよく、サイズさえあえば
直線番長ランナーさんには良いチョイスかも!



しまった! 厚底・フォアフットに慣れてきたのに…

●七代目: Asics GEL Noosa Tri (2020-現行モデル)

f:id:AK10_ChuNoGe:20201225124628j:plain:w300:left









走力:
日常的な10Kmジョグでは5'55〜6'15程度
既にウルトラ71Kmは二度経験
フルは相変わらずサブ5


選択理由:
HOKAやNikeの外国人の足に合わせたソールのモデルから
もう一度日本人の足にあっているモデルへの原点回帰。
フォアフットに慣れてきたので、ここでもっとダイレクト感の
あるシューズを履くとどうなるのか試してみたかったから。


インプレ:
結果、asicsのソールってやっぱり日本人(中の下)の足に合ってる!
…が、もう戻ってはいけなかったのかと思ってしまう程、
HOKAのクッションが素晴らしい事がわかってしまった。
でも、気合いを入れて走りたい時に履くと、このダイレクト感は
地面のとらえ方が分かりやすくて「レースでは必要な反発なの
ではないか…」と思えてしまう。



シューズ歴を分析してみる…

ややかたよってはいますが、
中の下の好みはザックリ以下に分類できそうです。

① AdiZeroに代表される薄底モデル
② HOKAやFly系に代表される厚底モデル
③ ①と②の間的な、Asicsの中堅やトライ向けモデル


ウルトラマラソン(71Km)やIRONMANのミドルも経験していますが、
長距離を走れてもフルマラソンは未だサブ4.5です。

①は、フルマラソンのタイムは結構良かったのですが、”走り方が
難しかった”です。硬くて足の裏や足首にダメージがあって、あまり
良い思い出はありません。最近は上級者でも厚底を選ぶ傾向があるのを
考えると、もはや過去のスタンダードにも思えてきます。
(タイムが良かったのは、単純にコース設定が合っていたのかも?)


②は、特にHOKAの履き心地が上質で安心感が高いです。長距離であれば
あるほど、足・足首や膝へのダメージが少ないのがわかります。
あえて言うと、フォアフット走法が完成していない(中の下みたいな)
ランナーに限ってハーフ以下では地面を蹴る力が吸収されてしまうので
効率が悪いかもしれません。ボクはフル以上で使用しています。


③は、”日本人の足へのフィット感”だけで安心してリピできます。
価格帯もリーズナブルだし、個人的には「迷ったらAsics…」と言った感じ。
ただし、靴舌やヒールタブがでかいトライアスロン 用と言っても、
ソレらが意味を持つのはトランジション2の一瞬です。ヌーサのデザインは
大好きですが、より自分の走りにあったモデルがあれば、トライ用では
なくてもそれを選ぶべきでしょう。

まとめ


カーボンプレートの反発の力を借りる事自体には、アスリートとして
色々な意見があると思っていますが、走りの効率と舗装路での練習や
レース中の故障を避ける目的として、現在流行りの厚底シューズは
ハーフ以上のレースではちゃんと意味があるのではないでしょうか?

特に、中の下レベルで厚底を選択しない理由はもはや希薄です。

しかし、靴選びではどんな時でも”自身の足型にフィットしている”事が
大前提だと思います。


だって、”違和感のある良いシューズ”なんてないですものね。


どんなシューズであっても、シンデレラフィットした時は
”新しいお気に入りのシューズとの出会い”の可能性もあります。

流行りのメーカーやモデルにこだわり過ぎずに、
時には直感で選んでみても良いかもしれませんね!