3周連続!!
今シーズンの総仕上げレース 第一週目はOWS!!
2021年もやはりコロナ禍で多くのレースが中止・延期になる中、エントリーした大会が運良く開催されると、ほんとうにありがたい気持ちになります。
競技中は海の上のOWSでも中止・延期が続いていましたが、数少ない貴重なOWSレースの一つとなった『湘南ひらつかOWS 2021』に参戦してきました。
どんな大会?
『湘南ひらつかows&ディスタンスチャレンジ 2021』は、1.5Km、3Km、5KmのOWSレースの他に、チームリレーによる3時間のエンデューロや、個人では3時間で何周回泳げるかを競うディスタンス・チャレンジというカテゴリーも同時に開催される、ちょっと珍しいOWSレースです。
会場は湘南ベルマーレひらつかビーチパーク。ビーチバレーのコートや、バスケットのゴール、シャワーやトイレが完備された施設があって、近くに無料の駐車場もあるとっても便利な施設で、普段はサーファー達で賑わっていますがトライアスロン関連のセミナーもよく開催されるところです。
中の下は5Kmで参戦
5KmのOWSは二度目。ビーチに沿って長方形をかたちどって配置されたブイを、他のカテゴリーの選手達に混ざって6周回するコースとなっています。
中の下は主にタイムではなく「その距離を泳げる事」を目的としているのですが、前回のOWS5Kmは『湘南OWS茅ヶ崎』という大会で、ヘロヘロになりながら2時間27分位でFinishしました。
しかし、今回の制限時間はなんと2時間…
あの頃のボクのままでは全く歯が立たない制限時間ですが、コロナ禍で自宅勤務になってから通勤に使っていた時間を活用して昨春から週一でスイムレッスンに通ってきました。随分と速くなってるし自信もついたんですが、5km続けて泳ぐ機会もそうはないので完泳できるかどうかはやってみないと…。
スタートはビーチから…
スタートダッシュで心拍を上げても、ボクの場合はフォームが乱れたりアドレナリンが出過ぎたりでロクな事がないので、ゆっくりと他の選手達との隙間を作りながら入水です。
泳ぎ出していきなり、ちょっとしたトラブル発生…。
GarminがGPSをひろってくれず、せっかくOpen Waterで記録をとり始めたのに泳いでも泳いでもGarmin上の距離はずっと0mのまま…!経過時間のデータだけが淡々と進んでゆきますw
これじゃストップウォッチだYO。
…もういい。
気にせず、とりあえずラップタイムだけを見る事にして完泳を目指します。
3Km以上のOWS - 中の下の場合
最近分かったんですが、自分の場合、ケイデンスをあげてもタイムがよくなりません。呼吸が乱れて、しっかりと水をキャッチできないままストロークを続けてしまうのが原因の様です。
要するに、パワースイムをしようとしてもダメ…と言う事だと思うのですが、TOKYO2020の男子スイムマラソンを見てから、Garminで言うところのSWOLFを意識する様になりました。
金メダルを獲得したドイツのフローリアン・ヴェルブロック選手が、他の選手と比べて明らかにケイデンスが低いのに速い!
こんな風に泳げたら…(憧
まぁ、ケイデンスはこのくらいまで落とせますけど、この速度で泳ぎ続けられるのがスゴいとしか言いようがないです。
Anyway,…
ペースは1周18分くらい
今回も、低ケイデンスで効率良く泳ぎ続けられる様に一生懸命自分を落ち着かせました。1周750mの周回コースを6周回するのですが、ストップウォッチと化した僕のGarminを見ると、最初の1周は18分台前半で周回していました。
泳ぎながら頭の中で想定されるFInishタイムを計算します。
「18分 x 6周」…
…
… 108分 …
… 60引く …
… 48
…
… 1時間48分?
うそっ?!ギリ完泳できんじゃね?!
ほのかな完泳の可能性に、思わず「このまま1周20分以下を維持すれば完泳!!」と興奮です!
しかし、力めばペースが落ちるし早くバテるのが分かっているので、ほとばしるアドレナリンを必死に押さえつけて、あくまでマイペースで泳ぎ続ける事が大事だと自分に言い聞かせました。「たとえ20分を超える周回があっても、かまわない!」という気持ちでケイデンスを維持します。
2周目 17分台後半
3周目 18分台前半
4周目 19分台
5周目 …もうGarminをみる余裕とかは…
まぁ、中の下ごときではバテてきても当然の距離です。
…っ言っても、IRONMANはこの距離を泳がないとバイクパートに進めない…。
スゲぇなぁ…
そして、完泳!
5Kmの部では、レース中の補給や給水が認められていません。レース前にしっかりとカロリーと水分を摂って準備してありましたが、最後の2−3周は水中で初めて喉が渇いて水が欲しくなりました。
”ウォーター・ローディング”という言葉を使う方もいますが、レース前に2L近く飲む事もあるそうです。中の下の場合はどうしてもトイレに行きたくなってしまうのですが、…正しくはどうやるものなんでしょうかね??
最後の1周は多少キックを強めに打ってスピードをあげましたが、特に速く泳げたのかはGarminがGPSを拾っていなかったので不明…。これ、次回同じ失敗をしない様にテストしておかなきゃ。
そして、6周5Kmを泳ぎ切りました!!
スイムが苦手なボクにとって、スイムアップは本当に安心して肩の力が抜けるのがわかる瞬間です。自然に笑顔がこぼれます。
リザルトは、1時間50分54秒!!!
なんと、パーソナル・ベストを
35分近く更新です!!!
これはうれしい!!!
…だけど、DNS・DNFを除くと
5Km出場14人中14位の最下位でした(爆
まぁ、いいです!w
僕はどこまでも満足、いや…むしろ35分のPB更新は誇りに思っています!
あぁ、…寒い真冬でも早起きしてスイムに通った甲斐があった…(涙
新しいOWSの実績を身に纏って…
実は、仲の良いスイム仲間達もおの大会に出場していたのですが、まったく応援と言うのは不思議な力につながるもので、応援の声をかけてもかけられても、なぜか元気が出ます。そんな仲間の応援の力もあっての完泳とPB更新はとても思い出深いものとなりました。
そして、順位はともかく、来年6月に参戦予定の初IRONMANフルディスタンスに向けて、3.8Km以上のOWSを完泳できる実績がまた一つ増えた事もこのレースの大きな収穫の一つでした。
頑張ったところで中の下の実力は大した事ありません。
表彰台なんて、夢のまた夢…のまた夢の夢の寝言くらいw
要は、制限時間内にFinishできる力があれば憧れのIRONMANの称号は手に入ります。
「長距離OWSをどのペースで泳げば安定して泳ぎ切れるのか…?」
だいぶ分かってきました。このことは、この次の週末に出場の九十九里トライアスロンでも証明できましたが、その事はまたその記事で…。