3週連続!!
今シーズンの総仕上げレース 第二週目はミドル!!
中の下にとって全てのレースは来年6月のIRONMAN挑戦への布石です。
10/24の『湘南ひらつかOWS 5Km』に続き、さらに距離に対する不安を払拭するプロセスの一つとして翌週末の10/31に人生3度目のミドルディスタンス『九十九里トライアスロン2021』に挑戦してきました。
大会HP:
- 千葉県南部とは言え晩秋(初冬?)…
- 前泊するには微妙な距離…
- コロナ禍ならではの選手受付
- トランジション・エリア → スイム会場
- 11月のOWS (川)は寒かった…
- フラットでまっすぐなバイクパートへ!
- 雨のRUNパート
- 人生3度目のミドルで、初めての99T「総括」
千葉県南部とは言え晩秋(初冬?)…
2021年の99Tは当初10月3日に開催される予定でしたが、コロナ禍の影響で10/31に延期となりました。昨年に続き、今年も中止とならなかった数少ない国内の大会の一つです。
(2020年はODのみ開催。昨年の記事はコチラ:【 九十九里トライアスロン 2020 参戦記 】)
例年、11月と言えば関東ではそろそろ冬の始まりの時期です。ボク自身は10月以降のトライアスロン・レースに参加した記憶がないのですが、おそらく参加選手の皆さんのもっぱらの興味も「みんなどんな格好で走るの?」という点だったのかと??
スイムは、まぁフルスーツのウェットを着て泳ぎますし、ランは真冬でも走った経験はあるのですが、スイムアップ後に冷えて濡れた身体のまま走り出すバイクは一体なにが大事で&どんな格好で…???
当日の天気予報は「最高気温19度、曇り一時雨」。
寒く感じている時間が長くなると予想して、普段トライのレースでは使わないアーム・ウォーマーや指長のグローブを持って行くことにしました。レッグウォーマーやカーフは暑ければ簡単に脱げるので、一応バッグに詰め込んで現地で判断することにしました。
前泊するには微妙な距離…
もう一つ、この大会で関東から参加の選手達、特に神奈川県民が一様に迷うことなのですが、千葉県って前泊するにはちょっと近くてもったいなくて、日帰りするにはちょっとしんどい移動を伴うレースだと思います。
中の下は悩んだ末、昨年に引き続き日帰りでの参戦としました。
レース当日の朝3時に起床、車の中で食べる軽い朝食を持って6時の駐車場Openに合わせて出発。道は空いていて順調でしたが、なんだかんだで6:30に駐車場着。
レースの日にしては、これまた微妙に寝不足でちょっと落ち着かない朝となりました…。
コロナ禍ならではの選手受付
大会参加の選手は全員、専用アプリを使ったレース当日までの指定日数の体温の記録が義務付けられていて、必要日数分の記録が済むと発行されるQRコードで選手受付ができます。
会場はハッピーサイエンス・ユニバーシティー。運営・ボランティアの皆さんの完璧な準備で、今年はほとんど混雑なしで受付終了!早速、トランジションのセットアップに向かいます。
トランジション・エリア → スイム会場
トランジションエリアは”芝生”です。といっても、ゴルフ場みたいな芝生広場ではなく、”ちょっと伸び気味の芝生の原っぱ”。
昨年は台風通過直後で足元がグショグショだったので、今年は雨に備えて小さなレジャーシートを折り畳んでその上に補給食や着替えの入ったバスケットとシューズを置きました。ミドルではバイクとランは靴下を履くことにしているのですが、シートの端を広げればこの上で靴下やシューズを履けて、芝生まみれのまま次のパートに行かずに済む算段です。
いい感じにセットアップが済んだら、ウェットを着てスイムエリアに移動です。
ところで、この大会もトランジションとスイムエリアが結構離れてます…。650mって言ってたかなぁ??
導線にはカーペットがしかれていましたが、流石にこの季節です…。予想はしていましたが、裸足での移動では足先が冷え切ってしまいました。飛行機で配られる事がある使い捨ての紙スリッパを履いている人がいましたが、多分、アレが正解ですね。
11月のOWS (川)は寒かった…
ミドルのレースは8:00にスタートで、ボクのWaveは8:25。レース前に体が冷えてしまっているのが気になったので、スイムコースの傍で少しウォームアップ・ランをして、試泳エリアに進みます。
水温は19℃との事でしたが、18℃だった2018年5月の横浜トライの海よりも冷たく感じました。川と海がぶつかるところなので少し泳ぐと微妙に水温が変わったりしますが、ちょっとしっかり泳いで体温をあげれば我慢できる水温です。でも、水は濁っていましたね…。
寒くて水が濁っていていやだなぁ〜と思いながらスタートのゲートまで進むと、心の準備をする暇もなくそのままローリングで数名ずつ横並びでスタート!!
水の中は伸ばした腕の先は見えるかどうか…といった感じなので、他の選手にぶつかるまで周囲の状況がわかりません。あと、意外とコースの幅が狭い印象で、いいポジションで泳ぐためにはヘッドアップの頻度を上げる必要がありました。他の選手達との間隔も横浜と比べて狭いままほとんどバラけることなく泳ぎ続けます。
ちなみに、河口で開催のこのOWS、お水の塩加減はというとヘルシーな”薄塩味”でした。ここは、好みがわかれるところでしょう。
やっかいな波やうねりはほとんどありませんでしたが、結構難しいスイムパートを持つレースだった様に思います。
そんなこんなで意外と冷静に泳ぎきって、タイムは46:45。
フラットでまっすぐなバイクパートへ!
中の下AK10の人生3回目のミドルでしたが、今回一番気持ちよく走れたのがバイクパートです。足を一気に削られる様な登りは無いけど、向かい風の海風をうまくあしらえないとしんどいと言うコースの性格を昨年のODで経験していたのが大きかったです。昨年よりもDHポジションがコンパクトになる様に練習してきた甲斐もあって、気にすべきはペース配分だけ…。
ちなみに、春の『しろさとTT200』でパラチノースベースのChallengerというドリンクと大好物のくるみ餅(豆腐屋重蔵のくるみ餅の事)を含む補給も実績を作ってあったので、補給食の内容と量もなかなかのバランスだったと思います。
<レースを通しての補給食の内容>
・MagOn x2
・重蔵のくるみ餅 x 2
・AminoVital 青/赤 各1
・Challenger (パラチノース) 1.5L分をアクエリアスで割った物
総カロリーは約3,000Kcalですが、朝食とレースの間にも一部補給しながら
ほぼ全て補給し切りました。(ちょっと摂り過ぎかなw)
台風一過だった昨年の様な”前から押さえつけられる向かい風”がなかったので、今回初めてバイクパートの平均速度が30km/hを超えました。今までのベストは2018年セントレアの27.7km/h。どフラットなコースのおかげで、なかなかの快挙です!
身体が冷えると辛そうだったので、トランジションでかなりしっかりと腕や脚を拭いて乾かして、実戦投入になってしまっていたアームウォーマー、長指のグローブ、それからカーフを装備して出走。この季節の雨対応は初めてだったので、実はコレがパフォーマンス維持に効いたんじゃないかな??
夏のレースならば3L以上ドリンクを飲みますが、今回は1.5Lを飲み切りませんでした、
タイム 2:57:18
雨のRUNパート
シューズを履き替えて、グローブと普段RUNでは使っていないカーフははずして最後の21Kmをやっつけにでましたが、脚が前に出ずまさかの6分ペース…。そもそもRUNは速くなくって良くても5:15/km程度なのですが、BIKEで思っていた以上に脚を削ってしまったのかRUNは最後までペースがあがりませんでした。
考えてみると、ハーフをレースで走るのも2年半振り…。しかも、夏の間になんどか20〜30KmのLSDはやりましたが、レースペースで20Kmはこの2年間全くやってなかった…。
あきらかに実践向け練習が不足していたと思います。
補給は十分だし汗をかくほど暑くも無いので給水もそんなにナーバスにならなくてよかったんだけど、ペースは全然あがらないまま最後まで走ることになりました。
RUN 2:09:04
決して過去の記録と比べて悪くはなかったのだけれど、SWIMもBIKEもしっかりと自分で成長が感じられるところに、RUNだけは我ながら情けなかった…。
来シーズンまでの最重要課題は、BIKE→RUNでペースを落とさないための対策だな。
BIKEの力をつけてRUNへのダメージを減らすのか、RUNの底上げを徹底するのか、はたまたその両方…ブリックランをもっとたくさんやるべきなのか…??
…全部だなw
人生3度目のミドルで、初めての99T「総括」
今回も、出場選手数で見た場合に見事に”中の下”でのFinish達成!!(喜んでいいのか不明)
FINISH TIME 6:15:25 (自己ベスト)
昨年に続いて見事開催に漕ぎ着けた数少ないトライアスロンの大会でしたが、観客・応援は基本無しで、レース後のEXPOみたいなのも昨年に続き無しでした。それでも、我々トライアスリートが自分の実力を試す機会を2年連続で与えてくれた運営の皆さんには感謝しています!
正直、SWIMパートの水質に関してはポジティブなコメントはできませんが、OD/MD共に波やうねりはほぼ無いのでオープンウォーターや海水が苦手な選手にとってはよい大会だと思います。そして、直線でフラットなBIKEとRUNは”風さえなければ”ベストが狙えるコース設定でしょう。特に、海辺を走る開放感満点のBIKEコースは、できれば当初の開催予定日だった10月3日に走りたかったです。なにより暖かかったでしょうしね。
総じて、個人的な課題は残りつつ、満足のゆく大会でした!
それから、トライアスロンを5年続けてきて、51歳にしてまだまだタイムが良くなってきているのは本当に嬉しい!3種目において自身の能力が上がってきているのは間違いないのですが、同時に、出場するレースの距離が長くなるとまだまだそれなりに”このままではロングで失敗しそうな部分”が露骨に見えてきます。
「BIKEで十分脚を残してRUNに入る」
中の下の課題はコレにつきます。
そもそもフルマラソンを無傷でFinishする力があやしいレベルなのに、BIKEで脚を削ってしまえば…、
すっげぇ痛くて、マジ苦しくて、
嫌になる程長いRUNが待っています。
タイムが遅い選手の多くは楽しくゆっくり走ってるわけではなく、必死に身体に鞭打って前に進んでるけど痛くてなかなか前に進めないわけですよね。でも、どんなに訓練を続けても、トップの選手でさえ表彰式で表彰台に上がったり降りたりするのは本当に痛そうなので、タイムに関係なく痛いのがロングのレースなのではないかと想像しています。
…であれば、できるだけ早くFinishして痛みや我慢から開放されたいねw
スピード練習ももう少し頑張らないと…。